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バイタリティある終の棲家

 
建築データ

  • 群馬県桐生市内
  • 木造2階建
  • 外壁:リシン掻き落とし左官仕上げ
  • 面積:37坪→28坪へ減築

 
施主は70代のご婦人、住みながらの大規模なリノベーション。
水回りが使えないことがないよう、キッチン・トイレ・浴室を全て移動する設計とした。
1階の間仕切りは全面撤去。リビング、キッチンをオープンにし、東面・南面に開口部を設置。快適な光と風の通りを確保した。
壁・天井は、漆喰塗り、床材は、葉枯らし天然乾燥の無垢材とした。空間の高さと低さ、家具の幅と奥行など、ご婦人に合わせて寸法を決めていく。自然素材とプロポーションの調和により、癒しの効果が増大する。
不必要な個室は全て取り壊した。利用のない暗い玄関は撤去し、階段スペースへと変更、およそ28度の緩やかな勾配の階段を実現。2階の一部をインナーバルコニーに変更し、寝室の前に配置。内と外の中間領域となり、体感的な落ち着きをもたらすと共に、夏の日射遮蔽にも有効的となる。
活かすために捨てるデザイン。
思い切った減築によりエネルギッシュな終の棲家が実現した。