VOICE:01 お施主様レポート 

“自宅をエステサロンに”

オン・オフが自然と切り替えられる家

 
住み慣れた土地に、自宅兼エステサロンを希望されたS様。
市街中心の住宅地のため、前面道路は4m、3面は隣地に囲まれた敷地面積18坪の狭小地。
一階は、道路側から採光を取りサロンと事務所に。住居空間は、二階に計画。
健やかな暮らしぶりをレポートしました。

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エステサロンに建て替えようと決心したのは

S  いらっしゃいませ、どうぞ。お待ちしておりました。
J  こんにちは。今日は、お忙しいところ、ありがとうございます。一階のサロンは、ちょうどこの時間帯は、午後の柔らかな光が気持ちいいですね。
S  ええ、この時間は光が部屋の壁に回り込んで。エステにいらしたお客様も施術を受けながら、リラックスしていただけています。
J  以前のお住まいでも、お客様をお招きして、エステの施術はされていたんですよね? 建て替えようと決心されたのは、「より心地いい時間を、お客様に過ごしていただきたいという思いからでしたね。
S  そうね、以前はリビングの一画で施術をしていたのですが、エステ専用ルームが必要だと思い始めて…。妹が、城越さんと設計のお付き合いがありまして、相談に乗ってもらって。当初、頭の中では色々考えていた事もあったのですが、家を建て替えるにあたって、結局お伝えした要望は、「今、別々に住んでいる80歳の父と一緒に暮らしたい」という事と、「自宅でエステを続けられるよう、自宅兼サロンにしたい」という事だけだったのね。細かい条件とか、特に伝えませんでした。
J  こんな感じのサロンにしたいという具体的なご希望や、サンプルの本や写真なども特になかったですよね。
S  相談しているうちに、もう、素人があれこれ言っても、お見通しだろうから(笑)、全てを城越さんにお任せしようって決めたんです。家を建てるのって、膨大な事柄を選択したり決定したり、交渉に立ち会ったり、資金面の計画やら大変でしょう? エステの仕事は基本的に私ひとりでしているので、時間がとられてしまう、負担になるような進め方はしたくないと思って。


エントランス

一階がサロン、二階が住居空間と区切った理由

J  Sさんがお住まいのこの敷地は、市街中心部の少し入り組んだ住宅地。前面道路が4mで、道路以外の3面は隣地に囲まれているため、日照条件も決して良いとはいえないですよね。まずは敷地を味方にできる設計を計画したいので、先入観なく、全てをお任せいただけた事は、大変ありがたい事でした。資金面に関しても、予め総費用で考える事ができたので、力を入れたい部分に予算取りができ、費用対効果の高い結果を出せる事ができました。
S  初めて図面を見せてもらった時、一階がエステルームと事務所、二階が住居空間と説明を受けました。父は高齢で足腰が弱くなって来ていたので、父の部屋は一階が良いのかと思ったのですが、二階を住居スペースにする事には、きちんと意味があったのよね。
J  自宅兼仕事場の場合、仕事場と住居空間の区切り方は、たくさんのバリエーションがあるのですが、エステサロンというのは、女性のお客様が素顔になる場所。ご家族の気配を気にせずに、ゆっくり過ごしてもらえるよう上下階で計画しました。そして、お父様が日中過ごされるのは、主にリビングですよね。囲碁がご趣味だと伺ったので、陽当たりが確保できる二階リビングの南面は、隣地の木々が美しい借景を利用し、充分な開口を設けました。ひなたぼっこしながら囲碁を打って、疲れたら窓の外の緑を見て休めるように…。
S  そう、上下階なのは、とても良い計画だと感じています。それから、階段。階段が素敵なプレゼントでした。足腰が弱っている父に、毎日1回でも良いので、階段を昇り降りするよう薦めてくださったの。
J  お父様が「リハビリになっていいね(笑)」って喜んでくださって、本当に良かったです。
 


 

2F リビング

図面だけではわからない、建物になってわかる驚き

S  設計図面ではわからなかったのですが、階段の緩やかさを体感し、驚きました。工事途中で、今は亡き父と一緒に段差の確認に行った事を思い出します。
完成した時は、階段の手すりがリビングの一面まで、ずっとつながっていて、扉を閉めてもとぎれない、具合の良い細かな工夫が施されていて感心しました。
J  ありがとうございます。現在の住宅業界では、リビングの中に螺旋階段を設けたり、踏み板と側面板だけのストリップ階段が流行っていたりと、デザインに注目がいきがちなのですが、将来面を考えても、快適さを無視した設計には、どうしても疑問が残るんですよね。
S  確かに、安心・安全である事が何よりですからね。城越さんの設計は、私がエステサロンで使用しているスキンケア製品のコンセプトと共通しているから共感できるのかもしれないわね。
J  そうなんですか? 私は、化粧品の事は詳しくわからないのですが、このサロンの空気は、いわゆるデパートの化粧品コーナーのような香りと違って…。植物の香りというか、アロマオイルを焚いたような落ち着く香りですね。
S  あら、ありがとうございます。食品レベルの天然の植物原料を使用している化粧品だからかしら。ちょっと待って、お茶のお代わりを淹れるわね。
そう、この給湯スペースもコンパクトで、とても助かっているのよ。実際こうやって、ここでエステサロンを営んでいて、なるほどと思う事が端々にあります。お客様を数名お呼びして「お手入れ会」もできるし、カジュアルなお茶会だってできる設計になっているのね。
J  そうですね、設計する際は、数年後、数十年後のお施主様の暮らしを想像します。特に女性は、こうしてお茶を飲んで語り合ったり、ホッとできる時間や空間を大切にしますからね。


 

1F サロン

家づくりも肌づくりも、本質は「健康」であること

S  今の女性は忙しいから、ホッとできる時間を持つ事は、心にとっても、お肌にとっても、大事なことなのよ。女性の肌は、統計的に男性より水分や油分も少ないから、乾燥しやすく傷つきやすい。肌トラブルだって多種多様なの。
そんな個々のトラブルに対して、対症療法で済ませていたら肌の「自立力」を養う事はできないでしょう? 肌体力をつけて、年齢に負けないトラブルが起きにくい肌を目指す、それこそが「健康な肌」なのね。
こういった、「対症療法で済まさず根本をきちんとするという考え方、なんだか、城越さんの設計の考え方に似てるでしょう?
J  はい、確かに。建築の世界も同感ですね。お言葉を借りて言えば「健康な住まい」のあり方ですよね。素材を疎かにせず、構造基礎や土台に力を入れること。
現在まことしやかに囁かれている「長期優良住宅」でも、品質管理、施工監理がおざなりだったら意味ないですよ。長期優良と聞くと長寿命のように思われますが、書類審査のみで優良となり、建物の施工品質は無関係ですから。
弊社は、私の父が設立した30年前から、本質をど真ん中においた長寿命設計を心がけています。「健康な住まい」は、自然と長寿命に繋がりますからね。
S  家づくりも、肌づくりも本質は同じなのね。見た目ばかりを優先した美しさって限界がありますからね。目に見えない内部だったり深層にこだわると、年月を経た時、その結果が表面に現れる。その値打ちに気づくと言ったところかしら。そこが共通していて、城越さんの設計は信頼できるって思ったの。
J  そうですね、見えない部分にこだわる事の重要さって、理解していただくには時間がかかります。建築は何せ建ててしまったら、土台や骨組みは、表面上には見えないですからね。もちろん、見える部分だって1mm単位でこだわりますよ。
肌づくりに例えたら、女性は共感してくれるかもしれないなぁ。今日は、良いお話が聞けて光栄です。そういえば、Sさん! あの時は、本当にありがとうございました。
S  あら、何かしら?
J  三年くらい前の事ですが、事務所で新築をご希望のお客様と打合せをしていた時に、S邸が話題になりまして、突然でご無礼かと思ったのですが、突撃訪問した時ありましたよね?
S  えぇ? あったかしら?
J  弊社にはモデルハウスがないものですから、以前に建てたお施主様に、ご協力いただいて、建物を拝見させてもらう事があるのですが、何せ急だったので外観だけでも…と、ご連絡したら、ちょうど東京にエステのお仕事でお出掛けされるところで
S  あぁ!はい、思い出しました。
J  私にSさんの家の鍵を預けてくれて、「どうぞ入って、ご覧になって。私は出掛けてしまうので、どうぞ〜」と、颯爽と去って行かれて。そこにいた私も、お客様も、驚いてしまって。(笑)
S  そうなの? でもね、家を建てるか考えている方は、実物を見たいだろうし、その良さは体感してもらうのが一番ですからね。
J  あの時の出来事は、お客様にも衝撃的だったようで、時々話題になります。「家の鍵を戸惑いなく渡せるなんて、とても信頼してくださっているんだね」と、Sさんの事を感心されていました。お陰さまで、弊社の建築への取組みを肌で感じていただき、無事竣工に至りました。
S  あら、良かった! 嬉しいわ。(笑)私も他の方から、城越さんの建築について伺っていましたが、実際に家を頼んでみて、本当に信頼できる方だなと実感しています。
J  そう言ってくださって、嬉しいです。ありがとうございます。
 


1F サロン

 


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