
経験豊富なプロの設計士に任せる
家づくりにおいてお金と時間の使い方は、非常に大切です。
「家は3回建てて成功する」と言われるのも、頷けます。
では、3回も建てなければ理想の家は建てられないのか?
そうではありません。
その一つの要因として、若い世代の方とご年配の世代の方で大きく違うお金と時間の使い方を見てみましょう。
全体的な傾向として、若い世代よりもご年配の世代の方が、お金も時間も使い方が上手です。長年の経験と言えるでしょう。
ご年配の方は、家づくりの考え方がとてもシンプルです。
ご自分がどのように住まいたいのか、どういう人に家を頼んだら良いのか、
良くわかっています。
そして、信頼できる人を見つけたら、要望と予算を託し任せます。
一方、若い世代は、夫婦でどういう風に住まいたいかが漠然としていますので、どんな人に頼んでいいのかも分かりにくいようです。
住宅展示場を回ったり、頻繁に配られるチラシの見学会に回ったり、資料をたくさん取り寄せるなど、多方面に行動し、結局は疲れてしまうということが多いようです。
日々の仕事や生活の忙しさもあるのでしょう。時間を浪費してしまうのです。
・どう住まいたいかが漠然としている
・いろいろ調べてすぎて結局疲れる
・お金をトータルで考えていない
・自分の住まい方をよく分かっている
・住まい方を形にする設計士を探す
・設計士に要望を伝え、任せる
・お金をトータルで考えている
ではどうしたら良いか、というと
「こだわりはない」
「住めればいい」
というのであれば、建て売り住宅のような家でいいのではないでしょうか。
「部屋の数、広さなど、大凡の規格でいい」
「間取りは、いくつか部屋があればいい」
というのであれば、そのような工務店やハウスメーカーを探すことでしょう。
「生活しやすく暮らしたい」
「豊かに暮らしたい」
というのであれば、しっかりした設計士を探すことでしょう。
「形やデザインにおもいっきりこだわりたい」
という方は、デザインに特化した建築家を探すことでしょう。
これだけでも理想の生活が、おぼろげながらも見えてくるのではないでしょうか。
次に、予算をすべてトータルで考え、どこまで捻出できるか考えてみるのです。
ここでも、若い世代と、ご年配の世代で違いが現れます。
分かりやすい項目としては、庭や駐車場といった外構工事があげられます。
ご年配の方は、トータル的に金銭を考えています。ですから、家を含めて敷地全体をどう造り上げるかまでを考えて依頼します。
一方で、若い世代の方は、家が建った2、3年後に追加項目として外構工事を行う。ということが言えます。
タンスや食器棚といった家具においても、カーテンやブラインドといった装飾的なものでも同様のことが言えます。
土地から探している場合は、土地の予算も含めてトータルで発注できると更に良いです。
周辺環境や土地の形状には特性があります。設計士は、土地を読んで活用方法を提案してくれます。
そして、最後は、任せるということです。
良い設計士は、相手の考え方や要望を大切にします。
ご自分の住まい方やスタイルを、設計士という第三者からアドバイス・提案される事によって、自分でも気がづかなかったコトが見えてきます。
良い設計士は、予算のバランスを考えながら、敷地から建物のことまでトータル的に考えます。家具や照明、装飾であるカーテン・ブラインドにおいても同様です。
良い住まいへの道筋は、経験の豊富なプロの設計士に頼むことです。